機関誌「古城」第61号 投稿募集

日頃の研究成果、研究ノートをお寄せください。
機関誌『古城』第61号(2017.7.16発刊)の原稿を募集しています。
 『古城』投稿規定PDF

1.締め切りは5月末日です。
2.できるだけ電子データでの提出をお願いします。データはメールに添付をしていただければ助かりますが、CD、USBなどを郵送していただいても結構です(校正のとき返却)。原稿用紙(400字詰)手書きでも受け付けますが、その場合は早めに提出をお願いします。
3.第1稿の校正を郵送しますので、郵便番号、住所及び電話番号も明記ください。
4.割り付けもお願いします。図や表を何枚目に入れるか、わかるようにしてください。PDF添付か、プリントアウトを郵送してください。念のために、図・表を含めた総ページ数もお知らせください。
5.頁レイアウトは、縦書きの2段組みで各段30字×24行です。図・表を含め20ページ以内を目安にしてください。
6.郵送の場合 424-0818 静岡市清水区江尻町6-21 川村晃弘 宛
メールの場合 kawaki@mtg.biglobe.ne.jp まで

★お問い合わせは 川村携帯:090‐9222‐2305 まで

第256回見学会〈一泊二日〉ご案内

真田氏、沼田攻略の岩櫃城・名胡桃城をゆく

恒例の一泊二日見学会は、昨年の大河ドラマ「真田丸」ゆかりの城郭探訪となります。大河ドラマ「真田丸」では、弱小の戦国大名・真田一族の本領を守る智謀が見所になりました。二年前の「北信シリーズⅠ」で、真田家を存続させた真田信之の松代城(海津城)を訪ねていますが、今回は北関東の真田領であった沼田地方へ出掛けます。この地では、後北条氏との戦いで有利に戦い、秀吉の小田原征伐の切っ掛けとなった有名な名胡桃城をはじめ、最大拠点の岩櫃城も訪ねます。日本の戦国史上、これだけ名を馳せた真田一族の激戦地城郭の旅を、さわやかな季節の中で堪能したいと思います。

  • 実施日:平成29年5月13日(土) ・14日(日) *雨天決行
  • 見学先:群馬県沼田市・吾妻郡の城郭 〔脚力レベル: 3/5 ★★★☆☆〕
  • 募集数:28名(先着申込み順。定員になり次第締め切ります)
  • 参加費:25,000円(交通費・宿泊費・夕食費含む) ※当日バス内で集金
  • 乗り物:市沢バス〔出発地:静岡駅南口・セブンイレブン付近〕
  • 身支度:ハイキング(山登り)の服装と装備・弁当飲物類・雨具
  • 担当者:水野会長・小川理事
  • 申込み:募集定員になったため締め切りました
  • 締切り:5月2日(火)。メールには必要事項および乗降希望場所(静岡駅南口・東名高速IC・PA)を明記してください。

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第255回見学会「謎の山城・浄福寺城と氏照」 参加報告

浄福寺裏から険しい山道を登り、本曲輪を目指す

数少ない小田野城の残存遺構を見学

本曲輪で昼食

城域北側の大堀切斜面を注意しながら下りる見学者

畝状空堀を観察する見学者

副住職様のご厚意で、浄福寺本堂を見学

貴重な仏像や曼荼羅なども文化財も見学させていただきました

3月19日(日)、春霞のうっすらと漂うまずまずの晴天のもと、「北条氏照の城郭シリーズ」の第3回目、八王子市の浄福寺城を中心とする見学会が、22名の参加者を得て行われました。

3連休の中日とあって朝から高速道路は混雑気味で、圏央道では渋滞に遭ってしまい、予定より20分程遅れて最初の見学地である小田野城に到着しました。同城は、北条氏に仕えた家臣の小田野源太左衛門の居城であるという説がありますが、土取り工事等で遺構の大半は失われ、現在は虎口状の遺構や段状に連なる曲輪の一部が残るのみです。参加者は、わずかに残る遺構や浄福寺城の位置を確認していました。

そして、11:30頃にいよいよ浄福寺に到着。お寺に挨拶を済ませた後、お寺の裏手の山道から一路本曲輪を目指しました。途中、適宜休憩を取りながら急な山道を登ること約30分。途中の竪堀や腰曲輪、虎口などを観察しながら一人の落伍者もなく、お昼には無事本曲輪に到着しました。

本曲輪で昼食を取った後、今度は東側・北側に連なる尾根の遺構を目指します。急な斜面を滑り降りるように下りたり、道なき道を歩いたり、困難なコースの連続です。それでも、連続する堀切や関東地方には珍しい畝状空堀、枡形虎口など良好に残っている遺構を目の当たりにして、感嘆の声を上げている参加者が多かったように思います。

城内を見学すること約3時間。ケガ人もなく、参加者は無事山を下りて麓の浄福寺に戻ることができました。浄福寺では、副住職の廣澤様のご厚意で本堂に入れていただき、数々の仏像や曼荼羅、襖絵、復元された駕籠等々、貴重な文化財を見学することができました。浄福寺城を築城したともいわれる国衆の大石氏に関連する物を思いがけず見学する機会に恵まれ、大変勉強になりました。副住職様はじめ浄福寺の皆様に厚く御礼申し上げます。

浄福寺城は、北条氏照の初期の居城とも、天正期の八王子城の出城的機能を果たした城郭ともいわれ、その築城年代、築城者などは謎に包まれています。参加者一行は、実際に遺構を観察しながら築城当時の状況に思いを馳せているようでした。

(文責:望月保宏)