第256回見学会の報告

武田の忠臣・真田氏と小田原北条氏との激戦地であった北上野の城郭を堪能できました!

箕輪城跡の郭馬出

5月14・15日の一泊二日見学会は、あいにくの天候ではありましたが北上野(群馬県北西部)における真田系城郭と後北条系城郭の構造を堪能することができました。今回の主なテーマは、武田勝頼の忠臣であった真田一族の北上野における拠点城郭とそこを烈火のごとく侵略しようとする小田原北条氏の最前線城砦の縄張り見学でありました。

続きを読む

第256回見学会〈一泊二日〉ご案内

真田氏、沼田攻略の岩櫃城・名胡桃城をゆく

恒例の一泊二日見学会は、昨年の大河ドラマ「真田丸」ゆかりの城郭探訪となります。大河ドラマ「真田丸」では、弱小の戦国大名・真田一族の本領を守る智謀が見所になりました。二年前の「北信シリーズⅠ」で、真田家を存続させた真田信之の松代城(海津城)を訪ねていますが、今回は北関東の真田領であった沼田地方へ出掛けます。この地では、後北条氏との戦いで有利に戦い、秀吉の小田原征伐の切っ掛けとなった有名な名胡桃城をはじめ、最大拠点の岩櫃城も訪ねます。日本の戦国史上、これだけ名を馳せた真田一族の激戦地城郭の旅を、さわやかな季節の中で堪能したいと思います。

  • 実施日:平成29年5月13日(土) ・14日(日) *雨天決行
  • 見学先:群馬県沼田市・吾妻郡の城郭 〔脚力レベル: 3/5 ★★★☆☆〕
  • 募集数:28名(先着申込み順。定員になり次第締め切ります)
  • 参加費:25,000円(交通費・宿泊費・夕食費含む) ※当日バス内で集金
  • 乗り物:市沢バス〔出発地:静岡駅南口・セブンイレブン付近〕
  • 身支度:ハイキング(山登り)の服装と装備・弁当飲物類・雨具
  • 担当者:水野会長・小川理事
  • 申込み:募集定員になったため締め切りました
  • 締切り:5月2日(火)。メールには必要事項および乗降希望場所(静岡駅南口・東名高速IC・PA)を明記してください。

続きを読む

第255回見学会「謎の山城・浄福寺城と氏照」 参加報告

浄福寺裏から険しい山道を登り、本曲輪を目指す

数少ない小田野城の残存遺構を見学

本曲輪で昼食

城域北側の大堀切斜面を注意しながら下りる見学者

畝状空堀を観察する見学者

副住職様のご厚意で、浄福寺本堂を見学

貴重な仏像や曼荼羅なども文化財も見学させていただきました

3月19日(日)、春霞のうっすらと漂うまずまずの晴天のもと、「北条氏照の城郭シリーズ」の第3回目、八王子市の浄福寺城を中心とする見学会が、22名の参加者を得て行われました。

3連休の中日とあって朝から高速道路は混雑気味で、圏央道では渋滞に遭ってしまい、予定より20分程遅れて最初の見学地である小田野城に到着しました。同城は、北条氏に仕えた家臣の小田野源太左衛門の居城であるという説がありますが、土取り工事等で遺構の大半は失われ、現在は虎口状の遺構や段状に連なる曲輪の一部が残るのみです。参加者は、わずかに残る遺構や浄福寺城の位置を確認していました。

そして、11:30頃にいよいよ浄福寺に到着。お寺に挨拶を済ませた後、お寺の裏手の山道から一路本曲輪を目指しました。途中、適宜休憩を取りながら急な山道を登ること約30分。途中の竪堀や腰曲輪、虎口などを観察しながら一人の落伍者もなく、お昼には無事本曲輪に到着しました。

本曲輪で昼食を取った後、今度は東側・北側に連なる尾根の遺構を目指します。急な斜面を滑り降りるように下りたり、道なき道を歩いたり、困難なコースの連続です。それでも、連続する堀切や関東地方には珍しい畝状空堀、枡形虎口など良好に残っている遺構を目の当たりにして、感嘆の声を上げている参加者が多かったように思います。

城内を見学すること約3時間。ケガ人もなく、参加者は無事山を下りて麓の浄福寺に戻ることができました。浄福寺では、副住職の廣澤様のご厚意で本堂に入れていただき、数々の仏像や曼荼羅、襖絵、復元された駕籠等々、貴重な文化財を見学することができました。浄福寺城を築城したともいわれる国衆の大石氏に関連する物を思いがけず見学する機会に恵まれ、大変勉強になりました。副住職様はじめ浄福寺の皆様に厚く御礼申し上げます。

浄福寺城は、北条氏照の初期の居城とも、天正期の八王子城の出城的機能を果たした城郭ともいわれ、その築城年代、築城者などは謎に包まれています。参加者一行は、実際に遺構を観察しながら築城当時の状況に思いを馳せているようでした。

(文責:望月保宏)

 

第255回見学会・北条氏照の城郭シリーズそのⅢ

謎の山城・浄福寺城と氏照

今回は「北条氏照の城郭シリーズ」第3弾として、東京都八王子市にある浄福寺城の見学をメインとする企画であります。八王子城の北約2㎞に位置する浄福寺城は、従来の研究では、北条氏照の初期の居城(由井城)という説(齋藤慎一氏説)と、天正18年の秀吉軍の八王子城攻めに備えた出城的城郭(西股総生氏説)という説がありますが、同城の縄張を丹念に観察し、年代観や築城者について皆さんと一緒に考察したいと思います。久しぶりの本格的な山城登山となりますが、早春の息吹を肌に感じつつ、標高360m(比高150m)をゆっくり、しっかり踏破いたしますので、ご期待いただきたいと存じます。どうぞお誘い合わせのうえ、お申し込みください。

  • 実施日:平成29年3月19日(日曜日) *小雨決行 荒天の場合コース変更あり
  • 見学先:東京都八王子市 ・小田野城 ・浄福寺城
    〔脚力レベル: 4/5 ★★★★☆ 〕
  • 参加費:会員6,000円 ・非会員6,500円  当日バス内で集金
  • 乗り物:市沢バス
  • 集合場所:静岡駅南口〔ロータリ交差点付近〕
  • 身支度:山道は険しい場所がありますので服装・装備は万全に! ・弁当飲物
  • 担 当:望月副会長・宮川理事
  • 締切り:3月15日(水)迄に必着。
  • 申込み: こちらから(非会員の参加も大歓迎)
    ※メールには必要事項および乗降希望場所を明記してください。
  • 日 程:8:00 静岡駅南口発 → 東名・静岡IC → 8:50愛鷹 PA(休憩)→ (圏央道) → 10:20 八王子西 IC → 10:30~11:15 小田野城 → 11:30〜15:30 浄福寺城見学(山上で昼食)→ 15:40 浄福寺城・駐車場発 → 15:20 (圏央道)八王子西 IC →  16:20~16:40 圏央道厚木PA(休憩・買物)→(圏央道・東名)→ 18:00 愛鷹PA → 18:50 東名静岡IC → 19:00 静岡駅南口帰着・解散

続きを読む

第254回見学会「井伊氏の牙城・三岳城と直虎」参加報告

整備された井伊谷城本曲輪

平成29年(2017)1月15日(日)、今年年頭の見学会は、今年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の舞台でもある浜松市北区引佐町の井伊谷とその周辺の見学会でした。大河ドラマで話題の舞台ということもあって今回も盛況で、見学者は“満員御礼”の32名となりました。

当日は、前日降った雪が残り、時折雪がちらつくものの、晴れ時々曇りのまずまずの晴天でした。

朝8時に静岡駅南口を出発したバスは、浜松西ICを出て一路井伊谷へ。先ず井伊氏の「詰めの城」ともいわれる井伊谷城に登りました。井伊谷城は大河ドラマで直虎がとり上げられると決まってから整備がされたようで、新しい看板があり、城に行く山道も整備されてありました。山頂の本曲輪周辺も、展望台が築かれたりベンチが置かれたりして、かつてよりもきれいに整備されていました。

井伊谷城を見学した後は、麓にある浜松市地域遺産センターへ。ここは見学会当日オープンということで、かなりの人出でした。ここでは、井伊谷の歴史がわかる資料が豊富に展示されており、大変よい勉強になりました。

「一の城」虎口(門跡)周辺

雪が残る三岳城本曲輪で雄大な景色を堪能する参加者

その後、今日のメインの見学地である三岳城へ。バスで三岳神社の駐車場まで行き、そこから山頂を目指したのですが、一帯は前日降り積もった雪で滑りやすくなっており、普段よりかなり苦労しながら山頂の本曲輪にたどり着きました。一行はそこで昼食をとり、雪景色の三岳城と、城から見える浜名湖周辺の雄大な景色をしばし堪能しました。その後一旦北西斜面に下り、周辺地域の城郭では珍しい石塁などの遺構を見学し、東側の曲輪、堀などの遺構をじっくり観察しました。

次に、再び井伊谷集落に戻り、渭井神社と隣接する天白磐座遺跡を見学しました。天白磐

「おんな城主直虎」のロケ地にもなった天白磐座遺跡

座遺跡は古墳時代から古代の祭祀遺跡で、井伊氏とも関係が深いといわれ、大河ドラマのロケ地にもなった所です。見学者の皆さんは磐座遺跡の神秘的な雰囲気を感じながら見学していたようでした。

次に、これまた井伊氏と関係が深く大河ドラマのロケ地として人気が急上

井伊家ゆかりの龍潭寺で乘松理事の説明を聞く参加者

昇中の龍潭寺に行きました。龍潭寺は、お客さんはかなり多かったものの多少余裕はあり、直虎をはじめ井伊家代々の当主や重臣の墓、門や建物などをしっかりと見学することができました。

最後に、当日午後にオープンしたばかりの大河ドラマ館を見学しました。

「おんな城主直虎」大河ドラマ館外観

ここはやはりオープン初日とだけあって、夕方に行ったものの人出が多く、かなり混雑した中での見学になりました。大河ドラマ館には、ドラマのセットを再現したコーナーや出演者の衣装などが展示してあり、ドラマの今後の展開にも非常に興味を注がれるようなものが並んでいました。

以上、今回の見学会は見学地も盛り沢山で、大河ドラマの世界を存分に楽しむことのできた見学会だったと思います。雪景色の三岳城も、登るのには少々苦労しましたが、十分思い出に残る風景ではなかったかと思います。(文責:望月保宏)