平成28年度 静岡古城研究会総会 & ふじのくに山城セミナー が開催されました

平成28年度の静岡古城研究会総会と第24回ふじのくに山城セミナーが、7月17日(日)、清水テルサで行われました。IMG_7612

先ず10時から定期総会が行われ、水野会長の議事進行の下、平成27年度の事業報告と収支決算報告、平成28年度の事業計画案と予算案が承認されました。また団体傷害保険に関する条項を追加した会則の改正案も承認されました。

 次いで11時から第24回ふじのくに山城セミナーが開かIMG_7710れ、最初に記念講演「森町内の城館の所在」が、森町教育委員会の北島恵介氏、加藤雄一氏により行われました。 北島・加藤両氏は森町内の城館について、近年の調査成果も交えて 詳細な報告を行ってくださいました。また写真のように、天正5年(1577)の徳川家康による「森市場禁制」も復元して披露してくださいました。 IMG_7728

お昼休みをはさんで午後からは会員の調査成果発表です。先ず13:10から水野茂会長による「山城から見る森町飯田地域の戦国史」の発表が行われました。水野会長の発表は午前中の北島・加藤両氏の講演の内容ともリンクしており、新発見の高平山砦の話も交えながら、主として遠江中部周辺における天正期の武田軍・徳川軍の抗争と山城遺構について詳細な報告がありました。IMG_7753

続いて平井登事務局長から「なぞ解き!駿河南朝派の大津城はどこに」の発表です。平井氏は南北朝の抗争において駿河南朝派の拠点であった大津城について、同城はかつて平井事務局長が発見した滝沢城ではないか、という新説を発表しました。

IMG_7769最後に望月副会長から「伊豆西南海岸の海城」という発表がありました。望月副会長は西伊豆町にある安良里城、安城山城を特にとり上げ、両城は天正期の武田軍・北条軍の駿河湾の制海権をめぐる抗争の際には存在していたのではないか、と発表しました。

IMG_77803人の発表が終わった後、当会の名誉顧問である静岡大学の小和田哲男名誉教授からの講評をいただきました。小和田先生、どうも有難うございました。

セミナーは100名を超える参加者があり、大盛況でした。参加者の皆様にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。来年は小和田先生が時代考証を務める井伊直虎の大河ドラマが放映される予定でもあり、これから更に盛り上げていきたいところです。

(文責:望月 保宏)

井伊直虎フォーラムご案内

来年の大河ドラマ「井伊直虎」を小和田&磯田が語る

  • 日時:8月26日(金)・午後1時30分~4時
  • 会場:みをつくし文化センター
  • 対談:「井伊家と遠州」小和田哲男×磯田道史×井伊直岳×浜松市長(予定)
  • ご当地紹介PR:彦根市など、直虎ゆかりの地PR(ゆるキャラ発表など)
  • 定員:150人(応募者多数の場合、抽選)
  • 申込:官製はがきに住所、氏名、電話番号を記載し、
    浜松市役所 観光・シティプロモーション課
    (〒430-8652 浜松市中区元城町103
    2)へ
  • 締切:8月1日(月)必着 ※応募は1人につき、1通まで

「徳川家康の戦いと城づくり」シンポジウム2日目の応募は締切りました

来る11月22日・23日に開催します「徳川家康の戦いと城づくり」の参加者募集締め切りは10月末日を予定しておりましたが、23日の講演&シンポジウムが定員120名に達しましたので、応募受付を終了いたします。なお、22日の文化財ウォーキングは、定員100名に達しておりませんので引き続き受付しております。

長浜城が一気にわかる連続講座ご案内

国指定史跡
『長浜城跡開園記念連続講座』
本年5月に史跡公園整備が完了し、6月21日には記念トークイベントが行われて城郭ファンを魅了している長浜城跡ですが、来る8月22日(土)を皮切りに、9月27日(日)、10月11日(日)の連続で著名な研究者による講座が沼津市文化財センターにより、いずれも無料で開催されます。このチャンス、是非お見逃しなく!

くわしくはこちら(pdfチラシ)

長浜城跡開園記念トークイベントのご案内

後北条水軍の拠点城で国指定史跡の長浜城跡(沼津市・内浦重須)が先月24日、史跡公園としての整備完成を祝した「長浜城北条水軍まつり」とともに開園した。
長浜城は、天正7年(1579)駿河国を支配していた武田氏から内陸部にある韮山城を守るため築城された駿河湾北部防衛上の戦略的要地に構えられた海城である。
長浜城の縄張り構造は、土塁の位置が極めて特徴的で城郭研究者には貴重な考察指標としてよく知られている。そんな長浜城の魅力をもっと深く学んでいただくためのトークイベントが6月21日(日)、沼津市のプラザヴェルデで開催される。
詳しくはこちら

講演者は、本会名誉顧問の小和田哲男先生はじめ服部英雄先生(九州大学)、高瀬要一先生(元、国立奈良文化財研究所副所長)、そして小田原から諏訪間順先生(天守閣博物館館長)を予定。午前中は、まず小和田先生が「北条水軍について」。その後服部先生が「長浜城跡総合調査の概要」をテーマにお話しされます。午後からは高瀬先生が「長浜城跡の整備の特色と課題」、諏訪間先生が「小田原城の近年の調査と活用の取り組みについて」ということで文化財の活用についてお話しいただきます。最後は、4氏によるパネルディスカッションです。